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2007年2月5日
お肌の乾燥対策:保湿剤

 2月になっても雪も降らず、なんとなく暖かい日が多く感じられますが、肌の乾燥対策はまだまだ手を抜けません。

アロマテラピーでできる乾燥対策第2弾は、保湿剤です。化粧水をたっぷり使って水分を補給し、角質層をふやかした後は、必ず保湿剤を使ってお肌を保護しましょう。

 ひとくちに保湿剤と言っても、その形状はさまざまです。
ジェル乳液オイルクリームなどなど。自分の肌の状態に合ったものを使い分けるといいですね。夏場や皮脂の分泌が多い方には、ジェルや乳液などの比較的サッパリとした使い心地のもの、乾燥が強い場合にはこってりしたクリーム。そこまで乾燥が気にならないのならオイルだけでも十分な場合もあります。お顔の中でも乾燥の度合いが違うのであれば、いくつかの保湿剤を使い分けてもいいでしょう。

手作りで保湿剤を作るときに使う基材
  =キャリアジェル=
    無色透明のジェル基材。キャリアオイルに精油を希釈して使うのと同じように使います。
    油分をほとんど含まないので、オイルのべたつきが苦手な場合に重宝します。
  =キャリアオイル=
    アロマテラピー用の植物油保湿効果エモリエント効果が高いものや、傷んだ肌に効果
    的
なオイルなど、オイルによって様々な特徴があるので、目的に合わせていくつかをブレン
    ド
する事も。精油を希釈したらそのまま美容オイルとして使えます。
    ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、小麦胚芽オイル、ローズヒップオイル、カレンデュラ
   オイル、ヘーゼルナッツオイル、アプリコットオイルなどがスキンケアにはよく使われます。
  =ミツロウ=
    ミツバチが花の蜜を材料にして体の中で作り出すロウのことで、ミツバチは巣を作るときに接着
    剤として使っているそうです。保湿性に優れているので、溶かしたミツロウとキャリアオイルを混
    ぜて、リップクリームハンドクリームなどを作ります。
  =シアバター=
    アフリカに生育するシアの実から得たバター状の植物油保湿効果が高く、皮膚の乾燥を防
    いで
くれます。常温では固形ですが、人の体温程度の温度で溶けるので、そのまま使う事も
    ありますが、クリームを作るときにミツロウ一緒に入れると更に効果的です。

スキンケアでよく使われる精油
  =ローズ=
    皮膚弾力回復作用収斂作用皮膚細胞の活性化作用などがあり、スキンケアには欠か
    せない精油の1つ。優雅な香りで、スキンケアと同時にストレスケアの効果も発揮してくれま
    す。
  =ネロリ=
    収斂作用の他に、リンパの流れや静脈の流れなど、循環を促す作用があります。また、
   やかな香り
で、落ち込んだ気分を明るくするなど、ストレスケア効果も期待できます。
  =パルマローザ=
    皮膚弾力回復作用収斂作用のある成分を80%以上も含みます。
  =ゼラニウム・エジプト=
    ローズやパルマローザと同じく、皮膚弾力回復作用収斂作用のある成分を含むほか、
   脂分泌のバランス
を整えてくれます。
  =ラベンダー=
    抗炎症作用により肌の赤みを抑えたり、抗菌作用抗炎症作用を利用してニキビのケア
    どにも使われます。
  =カモマイル・ローマン=
    刺激が少なく、抗炎症作用鎮掻痒作用などがあるので、敏感肌によく使われます。

 上記に挙げた基材や精油を使って、その時の肌に合わせた保湿剤を作る事ができますが、このときに作用だけに注目するのではなく、なるべく自分の好きな香りになるように精油をブレンドしましょう。特にお顔に使う場合は、香りを強く感じますので(鼻がありますからね)、くさ〜いと思っていたら使うのが辛くなってしまいます。できるだけいい香りで、スキンケアを行っている間にリラックスもできるようにするといいですね。

 また、 手作りスキンケア用品を作るときは、基本的に防腐剤などを使用しないので、少量ずつ作り、早めに使い切りましょう。そして、クリームなどを取るときは容器に直接指を入れたりせず、スパチュラやスプーンなどで取って使うと、容器の中に雑菌が入るのを予防する事ができます。

2007年1月10日
お肌の乾燥対策:化粧水

 1月に入り寒さも本番になってきました。この季節、肌が乾燥して困るという方は多いのではないでしょうか。そこで、アロマテラピーでできるお肌の乾燥対策をご紹介します。

 乾燥対策には、まず水分補給が大切です。お肌に潤いがあるかどうかは、角質層にどれだけ水分を保てるかにかかってきます。目には見えなくても、普段から私たちは汗をかいていますから、失った水分はしっかりと補給しないといけないというわけです。これはお顔だけでなく体も同じです。
  そして肌へ水分補給をするときに使うのが化粧水です。化粧水というと、顔につけるものという印象が強いと思いますが、体につけてももちろん問題ありません。また、 化粧水は単に水分補給をするだけでなく、たっぷりつけることで、角質層がふやけ、その後使う保湿剤などの浸透を高めてくれるという効果もあります。
  アロマテラピーの基材で化粧水として便利なのがハーブウォーターです。もちろん精製水や精油を使ってオリジナルの化粧水を作る事もできますが、ハーブウォーターはそのままパチャパチャつけられるので、面倒くさがりの人にもおすすめです。その種類はいろいろありますので、自分の肌質にあったものを選ぶといいでしょう。

肌質別おすすめハーブウォーター
=ラベンダーウォーター=
  あらゆる肌質で使えるハーブウォーターです。炎症を静める効果もあるので、日焼け後のボディーローションや
  ひげ剃りのアフターローションとしても使えます。
=カモマイルウォーター=
  敏感肌乾燥肌に。ただし、蒸留の際に花粉が混入する可能性がないわけではないので、キク科のアレルギ
  ー
がある方は注意が必要です。赤ちゃんのベビーバスに入れて使う事もあります。
=ローズマリーウォーター=
  脂性肌に。皮脂が多くニキビになりやすい思春期のスキンケアにもおすすめです。やや刺激を感じる場合があ
  る
ので 敏感肌の方は使用に注意が必要です。
=ネロリウォーター=
  収斂(引き締め)作用が強く脂性肌向き。華やかな香りで中枢神経系を穏やかにする効果もあるので、スキンケア
  をしながらストレスケアにも役立ちます。
=ローズウォーター=
  乾燥肌疲れた肌など、アンチエイジングとしておすすめ。香り、美肌効果ともに最高とも言われ、一日の終わり
  にローズウォーターを使ってケアをすると、とてもリラックスできます。 

 化粧水をつけるときは、手でつけてもコットンを使ってもどちらでも構いませんが、とにかく肌をこすらないようにしましょう。また、乾燥肌の場合、パッティングという方法で化粧水をつけるよりも、じっくりなじませるようなつけかたの方が効果的です。

 なお、ハーブウォーターはマイルドなので手軽に使うことができますが、絶対にトラブルが起きないと言うわけではありません。使う前にパッチテストをしてからお使い下さい。

2006年7月26日
キャリアオイルについて

 精油は原液をそのまま肌に塗ると、強い刺激を与えるものもあるので、希釈して(薄めて)使います。 キャリアオイルベースオイルとも言う)とは希釈するときに使う植物油のことです。精油はほとんど水に溶けませんが、油にはよく溶けます。もちろん油ですから、動物性油や鉱物油にも溶けますが、肌への浸透性と安定性から、アロマテラピーでは必ず植物油を使用します。

 アロマテラピーにキャリアオイルが使われる理由としては、「精油を希釈して作用を穏やかにする」「精油の揮発を抑え持続性を高める」「キャリアオイルそのものが持つ薬理効果を利用する」などがあります。精油を希釈する為や揮発を抑えるだけでしたら、どのキャリアオイルでもあまり変わりないと思いますが、化粧クリームやトリートメントオイルなどを作る場合、精油だけでなく、キャリアオイルについても、肌質用途に合わせて選べるようになるといいでしょう。

アロマテラピーでよく使われるキャリアオイル
 =ホホバオイル=
   皮膚刺激が少なくオールスキンタイプ。髪のコンディションを整えるのにも有効で、
   化粧品やシャンプー基材などにもよく使われています。
   酸化しにくく、熱に対する安定性にも優れています。冬場など、13℃以下になると
   固まってしまいますが、温めれば元に戻ります。とりあえず何か1本欲しい、という
   時にはこれをお勧めします。ただ、お値段は少し高めなことが多いようです。
  =スイートアーモンドオイル=
   皮脂に最も近いオレイン酸を豊富に含む為、皮膚から吸収されやすく、皮膚を柔軟に
   する「エモリエント効果」があると言われています。他にもビタミン類を豊富に含み、
   皮膚の保護作用があることから、美容用マッサージオイルなどにもよく使われます。

 この他にもさまざまなキャリアオイルがあり、それぞれ含有成分によって特徴が変わってきます。目的や肌質に合わせてキャリアオイルを2種類以上ブレンドできるようになるとさらに効果的ですね。ただし、キャリアオイルの中にもアレルギー反応を起こす可能性があるもの(小麦胚芽オイル〈小麦アレルギー〉やヘーゼルナッツオイル〈ナッツアレルギー〉など)もありますので、使用する際には基本的にパッチテストを行うことをお勧めします。また、植物油には食用グレードや化粧品グレードなどさまざまなグレードのものがあります。肌に使用する場合、化粧品グレードのものをお使いください。

2006年6月6日
ハーブウォーターとは

 アロマテラピーで使用する精油を水蒸気蒸留法という方法で抽出するときに、精油の他に採れるものがハーブウォーターで、芳香蒸水ハイドロゾルフローラルウォーターとも言われます。簡単に言うと、芳香植物を蒸留することで得られる水溶液ということです。ですから、アルコールや分散剤などで水と精油を混ぜたものや、ハーブティーのようにお湯で抽出したものはハーブウォーター(芳香蒸留水・ハイドロゾル・フラワーウォーター)とは言いません。以前は精油抽出の際の副産物のように言われていましたが、今ではハーブウォーターを採るために適した条件でわざわざ蒸留しているものもあります。

 ハーブウォーターは成分の大部分が水ですが、ごく微量(0.005〜0.02%)の精油成分(成分の脂溶性、水溶性等の度合いにより成分構成は精油と異なります)が含まれていることが研究で分かってきました。つまり、精油よりもとてもマイルドで手軽に利用することができるのです。肌が敏感で、精油を使うのは少し怖い…なんて方は、まずはハーブウォーターからアロマ生活を始めてみてもいいかもしれません。

 化粧水として使ってもいいですし、クレイを溶いてパックにしたり入浴剤としてお風呂に入れたりと、日々のスキンケアに使えるほか、リネンウォーターとしても使えますし、エアフレッシュナーとしてお部屋にスプレーすることも出来ます。

 ハーブウォーターは肌に優しいので、基本的に未希釈で使用できますが、肌の調子によっては刺激を感じることもあります。使用前にパッチテストを行って、アレルギー反応が起こらないか調べることをお勧めします。また、花粉アレルギーのある方は、カモマイルウォーターの使用は避けた方がよいでしょう。 

2006年1月27日
頭の良くなる精油???

 新しい年になって、受験シーズンに突入。
  この時期、受験生を持つお母さん達が心配なのは、カゼやインフルエンザなどの感染症ですね。精油には、抗菌作用抗ウィルス作用を持つ成分を含むものがたくさんありますので、それらの作用を利用してお部屋の空気をきれいにしましょう。

 おすすめの精油は、ユーカリグロブルスユーカリラディアタティートゥリー。これらの精油は免疫機能も調整してくれますので、空気をきれいにするだけでなく、カゼをひきにくくするのにも一役かってくれます。
  そして、なんといってもおすすめなのがローズマリーシネオール。空気もきれいにしてくれますし、免疫機能も調整してくれます。しかも、集中力をUPしてくれるのです!ということは…カゼをひきにくくなるし勉強もはかどる(かも)→賢くなるってこと???ぜひ一度おためしください。(精油を使っただけでは試験に合格できません。しっかりお勉強もしてくださいね、念のため)

 これらの精油は比較的すーっとした刺激のある香りがします。小さいお子さんのお部屋で使うときは少し刺激が強いかもしれませんので、レモンやオレンジなど柑橘系の香りとブレンドして香りを柔らかくするといいですよ。柑橘系の精油にも空気浄化効果はありますから一石二鳥です。

2005年9月20日
精油は癒しだけじゃないんです

 アロマテラピーというと、ついつい「いい香り〜」とか「リラックスできる」といった癒しの効果に目が向いてしまいがちですが、ずーっと以前は抗菌作用、抗ウィルス作用など(当時そのような認識があったかは分かりませんが…)を目的として利用されることの方がメインだったようです。

 中世から17世紀後半にかけてヨーロッパ全土で黒死病(ペスト)が猛威をふるいました。多くの人々が亡くなった中で、芳香植物の作用のおかげで、疫病から免れた一部の人たちがいたといいます。
  たとえば、ペスト犠牲者の死体から金品を奪い取っていたという盗賊の一味。感染源に触れていた彼らがなぜペストにかからなかったのか?それは、クローブ、セージ、マジョラム、ローズマリー、ジュニパー、アンジェリカなどを漬けこんだビネガーを体中に塗りたくっていたからといわれています。このレシピは、後に「4人の盗賊のビネガー」として疫病予防薬として有名になったそうです(逮捕された盗賊達は、この秘密のレシピを教えたことで、絞首刑を免れたとか…)。 他にもラベンダー畑で働いていた労働者やハーブを扱っていた人、皮なめし職人(皮の香り付けに精油を用いていたそうです)、調香師や香料を扱う商人なども疫病を免れることが多かったといわれています。

 この他の例としては、特に人々が集まる教会などでは、乳香(フランキンセンス)の樹脂を焚くなどの燻蒸消毒が施されていました。聖堂での礼拝の際に祭司と民衆の間に香りを焚く習慣には、罪を洗い浄めるという意味の他に、病原菌に対するバリアをつくるという目的もあったようです。今で言う公衆衛生というやつですね。

 当時のこれらの方法が、実際にどれくらい疫病予防に役立ったのかは定かではありませんが、中には近年の研究で殺菌、抗菌、抗ウィルス作用などが認められている芳香植物を使用している例も多く、たんなる魔除けを超えた効果が少なからずあったのではないでしょうか。

2005年8月2日
紫外線について

夏休みも真っ盛り!海や山へと出かける機会が増えてくると気になるのが紫外線です。紫外線を数分間浴びただけでもお肌はダメージを受けます。しかも長年浴び続けると、しみやしわたるみ等の原因になります。そんな紫外線には、UV-AとUV-Bがあり、その作用には違いがあります。

紫外線A波(UV-A)
オゾン層では吸収されず、地表到着量のほぼ90%を占めるもので、皮膚が黒くなる日焼け(サンタン)を起こします。UV-Bよりも深く皮膚に浸入し、肌の張りを保つ線維を切ってしまいますので、それが小じわなどの肌老化の原因になります。浴びすぎると、遺伝子を傷つけ、皮膚ガンになることもあります。

紫外線B波(UV-B)
オゾン層でほとんど吸収されますが一部が地表に到達し、皮膚への影響力はなんと紫外線A波の100〜1000倍!!!も。赤く火傷をしたような日焼け(サンバーン)を起こします。傷が多すぎると修復が間に合わず、皮膚ガンになる原因となります。

紫外線による悪影響は、この数十年の間に起こったオゾン層の破壊によって新たにもたらされたものが多く、急激に起きるサンバーン症状だけでなく、徐々に蓄積される光老化や皮膚ガン、白内障のように非常に思い疾病を招くこともあります。ですから、日頃から紫外線対策をしっかり行うことが健康な肌を保つための秘訣になるのです。もちろん紫外線は一年中、雨や曇りの日でも降り注いでいますから油断大敵です。

とはいえ、そんな紫外線にも良いところはあるのです。まず、適度な量であれば人間にとって大切な働きをします。全身の抵抗力を増やし、血液循環を良くし、骨の発育に必要なビタミンDを合成・蓄積するほかに、皮膚に炎症反応を起こすリンパ球の増殖を抑えます。他には殺菌作用を利用して、公衆トイレなどの乾燥機や無菌室、電機部品の製造に使われたりしていますし、治療装置もあります。

2005年7月5日
アロマテラピーで水虫予防

夏になると水虫が発生して困ってしまうという方は多いはず。発症してしまったら病院に行ってきちんと治療するのが一番ですが、まずは水虫にならないようにしたいものです。そこで、アロマテラピーでできる水虫予防対策をご紹介しましょう。

水虫とは、白癬菌という一種のカビが足の角質内に感染している状態で、白癬菌が付いただけでは感染しないのですが、高温多湿な環境になると感染が成立してしまいます。ですから、長時間靴を履いたままでいたり、濡れた足をきちんと拭かなかったりすると、感染する確率が高くなってくるわけです。というわけで、水虫を予防するには足を清潔に保ち、風通しを良くしておくことが必要になります。

足を清潔に保つには、足をきちんと洗うほかにエッセンシャルオイルを使った足浴もお勧めです。洗面器などに熱めのお湯(42℃くらい)を張り、抗菌作用や抗真菌(カビ)作用のあるエッセンシャルオイルを垂らし、20分くらい足をつけます。ラベンダーアングスティフォリアやティートゥリー、ゼラニウムエジプトなどのエッセンシャルオイルが良いでしょう。また、これらのエッセンシャルオイルを使ってスプレーを作っておけば、外出先で足を拭くのに使えます。

エッセンシャルオイルはお湯に溶けないので、足浴をするときには必ず乳化剤と混ぜて使うようにしましょう。もちろん終わったら指の間まできちんと拭くのをお忘れなく。

2005年2月7日
アロマテラピー注意事項

エッセンシャルオイルは自然のものから抽出しているから絶対安全!と思っている方いませんか?それは大きな勘違いです。
自然のものであっても、取り扱い方を間違えてしまえば必ずしも安全とは言えません。基本的な注意事項をしっかりと押さえて、楽しくアロマテラピーを楽しんでください。

エッセンシャルオイルを直接肌につけない
エッセンシャルオイルはとても濃度が濃く、そのまま肌につけるとかぶれたり炎症をおこしたりするものもあります。マッサージなどで肌に使用する場合は、必ずキャリアオイルなどの基材で希釈してから使うようにしましょう。
ラベンダーアングスティフォリアやティートゥリーは原液で使用しても大丈夫とされていますが、広範囲に使用するのではなく局所的に使用する程度にしておいた方が良いでしょう。
アレルギー体質の方や肌の弱い方は、この2つも原液で使用するのは避けた方がよいでしょう。

パッチテスト
同じ精油でも人によってはアレルギー反応を示すこともあります。パッチテストをしてから使用した方が安全ですね。特にアレルギー体質の方や今までに化粧品かぶれなどを起こしたことのある方は、必ずパッチテストをしてから使用しましょう。 使用したい濃度に希釈したブレンドオイルを、腕の内側に1〜2滴垂らして30分〜1時間様子を見ます。
次のような反応がでたら、使用するのはやめましょう。こするようにしてふき取るとオイルが広がってしまいます。エッセンシャルオイルが入っていないキャリアオイルをコットンなどにつけて、こすらないように(ポンポンとたたくような感じ)してエッセンシャルオイルを吸収させましょう。

a 赤みを帯びてほてるような感じがする
b かゆくなる
c 腫れる
d 赤、あるいは白いボツボツができる
e 痛む
f 水ぶくれができる

内服しない
フランスなどでは医師の処方に基づきエッセンシャルオイルを内服することもありますが、個人で行うケアとしてはお勧めできません。エッセンシャルオイルのいい香りにつられて子供が飲んでしまうこともありますので、絶対に子供の手が届くところには置かないようにしましょう。
万が一飲んでしまった場合、エッセンシャルオイルは水にはほとんど溶けませんから、オリーブオイルなどの油を飲んでください。後は水をたくさん飲むなどして、体内から排出するようにしましょう。また、調子が優れないときはきちんとお医者様に診てもらってください。

精油の保管場所
エッセンシャルオイル劣化の三大要因は、1.(大気中の)酸素 2.熱 3.光 です。エッセンシャルオイルが空気に触れることで酸化が起こり、光が当たる、温度が高くなるなどで酸化活動が活発になってしまうのです。エッセンシャルオイルの組成成分の一部と酸素が結合する(これが酸化)と化学変化を起こし、もともとの組成成分が変化して皮膚刺激を与えるようになってしまうなどの恐れがあります。
ですから、エッセンシャルオイルは開封したら1年以内、柑橘系の果皮から抽出したもの(オレンジやレモンなど)は6ケ月以内に使い切るようにし、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で遮光ビンに入れて保存してください。
また、エッセンシャルオイルは揮発性が高いので、使用後はしっかりとふたを閉めて保管しましょう。うっかり閉め忘れて高価な精油が全部なくなってしまったなんてことなったら…大変です。

火の近くはダメ
エッセンシャルオイルは引火性があります。火の近くには絶対に置かないようにしましょう。
アロマポットなどでキャンドルを使用するような場合は特に注意してください。

容器に注意
エッセンシャルオイルの原液や濃度が高いブレンドオイルなどは、プラスチック類を溶かしてしまいますのでガラスビンに入れて保存しましょう。
濃度の目安としては、4%を超えたらガラスビンでの保存にするとよいでしょう。
プラスチック類を溶かしてしまうということで、エッセンシャルオイルのビンは横に寝かせず立てて保管しましょう。横に寝かせてしまうとフタにエッセンシャルオイルが長時間接触しますので溶けたり変形したりする原因になります。

注意が必要なエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルに含まれる成分の中には注意しなければならないものがいくつかあります。
1.フェノール類・芳香剤アルデヒド類を高比率含むものは、皮膚刺激が強いので注意しましょう。
2.柑橘類の果皮を絞って採るエッセンシャルオイルの多くは、フロクマリン類が含まれています。フロクマリン類が含む エッセンシャルオイルを塗布後、すぐに直射日光に当てると光毒性による色素沈着(簡単に言うとシミですね)の原因 になります。塗布後4〜5時間は直射日光を避けて下さい。
3.クラリーセージなど、エストロゲン様作用がある成分を含むものは妊産婦には使用することはできません。

このような注意すべき成分が含まれているかどうか確認できるように成分分析表のついているエッセンシャルオイルを購入するようにしましょう。

2004年11月1日
精油の選び方

アロマテラピーを実践するときにまず悩むのは、「どこのメーカーのエッセンシャルオイルを使ったらいいの?」ということでしょう。
実際にミニ講座などでもこの質問をよく受けます。最近はアロマテラピーショップだけでなく、ちょっとした雑貨屋さんなどでもエッセンシャルオイルを販売しています。しかもお店によって価格がマチマチ…。試しに使うには価格の安いものの方が手軽ですが、価格だけで選んでしまって良いのでしょうか。エッセンシャルオイルはその分子がとても小さいため、呼吸や皮膚などから体内に入ります。そう、香りを楽しむだけでもその分子は体の中に入っていくのです。そうなるとやはりエッセンシャルオイルの品質にはこだわりたいですよね。安全にアロマテラピーを実践するためにも必要な、エッセンシャルオイルを選ぶ上でのポイントを紹介します。

純粋なものであること
まず大切なことは、芳香植物から抽出された100%天然のものであることです。ポプリ用オイルなどと混同しないように注意しましょう。
さらに抽出に使っている植物も無農薬や有機栽培、無調整、無添加のものが良いでしょう。これらの表示がされているものを選びましょう。

価格も参考に
価格は安ければ安いほど購入する者にとってはありがたいのですが、いくら安くても安全性が確認されていないものを使う気にはなりませんよね。価格もエッセンシャルオイルの品質を判断するひとつの目安になります。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類の果皮を圧搾して抽出するものは一度の抽出で比較的多くのエッセンシャルオイルが採れるため、10mlで1500〜2000円前後(プラナロム社)と割とお手頃な価格になります。それに比べてローズのエッセンシャルオイルは半分の5mlで20000円以上(プラナロム社)と非常に高価になります。ローズの場合、1滴(=0.05ml)のエッセンシャルオイルを抽出するのにバラ60個分の花弁が必要だと言われています。60本のバラの花束を花屋さんで買ったら…いったいいくらになるのでしょう。それを考えただけでもローズのエッセンシャルオイルがこれだけ高価なものになるということが納得できますよね。このように、エッセンシャルオイルは抽出する植物によって価格に大きな差があります。
そうなると、全てのエッセンシャルオイルを一律の価格で販売しているものや、極端に価格の安いものなどは、100%純粋なものでなかったり、希釈されていたり…などということが考えられます。

箱・ラベルをよく見て
エッセンシャルオイルを選ぶときはついつい香りだけに気をとられがちですが、箱やラベルには精油を選ぶ上でのたくさんの情報がつまっていますのでしっかりと見てください。最低限、「品名・学名・抽出方法・ロット番号」が表示されているものを選びましょう。

●品名:それが何のエッセンシャルオイルなのかを示すもので、これがついていない商品はないでしょう。「ラベンダー」「ティートゥリー」「ローズマリー」などの一般的に使われている呼び名で表示されていることが多いです。
●学名:エッセンシャルオイルの中でも一番知られている「ラベンダー」には多くの種類があることをご存じですか?プラナロム社の中にもラベンダーのエッセンシャルオイルは5種類もあります。同じ「ラベンダー」でも、その種類によって香りも作用も違ってきます。そうなると箱やラベルに「ラベンダー」と書いてあるだけのものではどの「ラベンダー」なのか判断できません。それで一般名だけでなく学名が表示されていることが大切なわけです。どれが学名なのか分からない場合は、ショップの店員さんに聞いてみましょう。店員さんが答えられないようでしたらそのお店での購入は考え直した方がいいかもしれません。
●抽出方法:エッセンシャルオイルの抽出方法には、大きく分けて「水蒸気蒸留法・冷圧搾法・溶剤抽出法」の3つがあります。冷圧搾法で抽出するものには光毒性がある、溶剤抽出法のものは薬品が残留している可能性があるなどの
注意点がありますのでエッセンシャルオイルを選ぶ際の参考になります。
●ロット番号:一度に抽出されたエッセンシャルオイルごとに付けられた番号です。食品などで「このロットで製造されたものに不純物が混入している可能性があるので回収します」という表現がされるのを聞いたことがありませんか?ロット番号が付いていることは、商品1本1本の安全性や内容成分などの確認に役立てることができるのです。

成分分析表が付いている
今まであげた注意点だけでも良いのですが、もう一つぜひ参考にしていらだきたいのが「成分分析表」がついているかどうかということです。成分分析表とは、エッセンシャルオイルの内容成分を科学的に分析し、各成分の含有量などを明記したものです。エッセンシャルオイルは同じ植物から抽出したものでも、その年の気候や土壌などの生育環境によって内容成分が異なってきます。(ワインに似てますよね)。ですから同じ種類のエッセンシャルオイルでも抽出した年によって微妙に香りが違ってくるということもあるのです。香りが違うというのは、内容成分の割合も違ってくるということです。また、学名が同じものでもエッセンシャルオイルを特徴づける化学成分名を使用するものがあります。たとえば...

●ローズマリー・カンファー:学名Rosmarinus officinalis (camphora)→ケント類のカンファーを多く含む
●ローズマリー・シネオール:学名Rosmarinus officinalis (cineol)→酸化物類の1.8シネオールを多く含む

この二つは同じ学名のローズマリーですが、内容成分が大きく異なります(ケモタイプといいます)このような違いを確認するためにも成分分析表が必要になりますし、自分が必要とする作用をもつ成分がどれだけ含まれているかの確認にも使えます。また、エッセンシャルオイルは自然のものだからといって全てが安全だとは限りません。中には刺激が強いなどの注意が必要な成分もありますが、正しい使い方をすればすばらしい作用をもたらしてくれます。危険だからといって避けるのではなく、正しい知識で使用するということが大切なのです。注意しなければいけない成分が多いから濃度を低くしようなどの判断資料としても成分分析表は大切なものになります。

特にプラナロム社の場合、1本1本のエッセンシャルオイルにそのロットごとの成分分析表が付いていて、その中には内容成分だけでなく農薬の残留量や防腐剤の残留量(検出されないのが通常です)や品質保証期限など明示されています。私が知っている限りでは、日本で販売されているエッセンシャルオイルでここまで詳しい成分分析表を添付しているのはプロナロム社のものだけになります。

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〒255-0005 神奈川県横浜市青葉区荏子田3-1-1 TEL.045-901-2526/FAX.045-901-2588
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